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スウェーデンからの最新情報

EU、第5番目の禁煙国、スウェーデン

噛みタバコで禁煙を潜り抜けるスウェーデン

ストックホルム発―― ヨーロッパの国としては禁煙国第5番目になるスウェーデンも2005年6月1日からはレストラン、バーでの禁煙が導入された後、同国では噛みタバコの消費増加が予想される。レストランの経営者たちはすでにこの新しいトレンドに照準を合わせている。

「私共のレストラン全40店にはいわゆる Snus-Kuehler ”噛みタバコ用冷蔵庫”を既に設置しましたよ」と飲食店チェーン「オ・レアリーズ」の責任者、ヴィルヘルム・ヴィンティレスク氏は語る。

タバコの喫煙とは違って、噛みタバコは他の人の迷惑にはならず、それに他の人の健康を害することもない。(スウェーデンにやって来る)観光客たちにとっては多くの場合、慣れることが必要のようだ。

スウェーデン全国ではほぼ百万人、人口の約10パーセントに当たるのだが、定期的に噛みタバコに手を伸ばす。この噛みタバコは他のEU加盟国全域では禁止となっているもの。

噛みタバコの生産ではスウェーデン最大手の Swedish Match 社、同社はスウェーデン全国にある飲食店の灰皿を使用済みタバコ用の入れ物と取り替えるとしている。

このことに関しては、昨年、隣国のノルウェーが禁煙を施行した後、(料理店等の)床が吐き出されたタバコで一杯になっていたことから教訓を学んだからである。そのノルウェーでは禁煙が施行されてから最初の6ヶ月間で噛みタバコの販売高が30パーセント上昇した。

販売高が上昇したと言っても)、少なくとも医師たちの見解によると、噛みタバコは健康を損なうものである。

バーテンのヤオキム・ロベリウスさんは気が付いたのだが、特に女性達が強く噛みタバコを求めるとのことだ。「女の子たちの間では(噛みタバコは)本当に人気がありますよ」と語る。というのも噛みタバコといってもいろいろと異なった香料が含まれているからだ。例えば、ハッカ、ユーカリ、カンゾウなど。

噛みタバコの)害はタバコ以上

癌に罹る危険性は言わずもがな、WHOの調査によると噛みタバコは口腔も歯にも有害なもので、心臓に多大の負担を及ぼすとされる。平均的な噛みタバコ消費者は一日当たり、 噛みタバコ一缶の三分の一ほどを消費し、その量はタバコ一箱のニコチン含有量に相当する。

vom 01.06.2005 http://www.nachrichten.at/weltspiegel/361590

 

 

Snus-Kuehler とは何でしょう? 

Kuehler とは? ドイツ語です!では答えになっていませんね。

            「冷却装置」でしょうか。           

Snus とは?スウェーデン語です!では答えになっていませんね。

                    ↓

 スウェーデン語で、煙の出ないタバコ」

「噛みタバコ」

                             

                  http://www.swedish-snus.com/     

           Snus についてこのサイトが詳しいようです。

                

合成語Snus-Kuehler を分解したあとに、意味を合成すると、

「噛みタバコ・冷却装置」、「噛みタバコ用冷蔵庫」となりますでしょうか。でも、何のためにでしょう?   

もちろん、冷やしておくためでしょう。

でも、どうして冷やすのでしょう?

Snus の何たるかを実際に知らないと回答は出てこないようです。

   

   

Tabak(独語)タバコについて        

Zigarette(独語) も”タバコ”に呼んでいますが、タバコといっても色々と種類があることに遅れ馳せながら、気が付きました。

厳密に言うと”巻きタバコ”のことですね。 シガレット。

日本語のタバコという言葉はこのTabak から来ているようだと思えますが、タバコとシガレットとはどうちがうのでしょう?  

わたしはタバコもシガレットも吸いませんが、読者の中には吸われる方もいらっしゃるでしょうね。         

タバコまたはシガレットの効用とはなんでしょう?         

気持良くなりたい、ということでしょうかね。

           

Zigarre(独語) は”葉巻タバコ”。

  キューバのそれが有名のようですが。         

  カストロさんも好きな(?)シュガー。

  「シガー」です。

  シュガーも作っていると思いますが、、、。

            

  シュワちゃんも好きらしい。

  イタリアンマフィアのボスもそうらしい。

     

 

○それから、鼻の中に吸い込んでいる人がいますね。

  えっ、吸っているのではない? 

  嗅いでいるのですか!? 

  へえっ、何と言うのですか?

  → Schnupftabak(独語)嗅ぎタバコ

  嗅いで終わりですか? 簡単ですね。

      

○それから、口の中でモグモグやっている人もいますね。

     何を食べているのですか? 

      えっ、食べているのではない?

      噛んでいるのですか!?

      へえっ、何と言うのですか?

    → Kautabak(独語)噛みタバコ

      噛んだ後はどうするのですか?

      飲み込むのですか?

               

○あっ、あの人も吸っている!     

     ああ、あれね、あれはタバコモドキ。

     へえっ、何と言うのですか?

    → Nikotinfrei(独語) ニコチンなしタバコ

    人間って、いろいろと考えますねえ。 

      

   

    

   

*      *

噛みタバコ、噛んだ後はどうなるのかと思いました。飲み込んでしまうのかとおもっていたら、ぺっぺっと吐き出すのですね。ノルウェーでの"実験”が記事では報告されています。

ノルウェーの二の舞を踏まないようにと、スウェーデンの会社はスウェーデン全国にある灰皿を”入れ物”と取り替える予定だとしていますね。スウェーデン全国の灰皿を掻き集めると物凄い数になるでしょうね。                    

         

*      *

タバコを吸うことは個人の自由だということです。タバコが原因で死亡するという人の数が減るどころか増えつつあるとのデータが出てきていました。つまり、タバコを吸うことで肺がんになる可能性は増す一方、肺がんで死亡する人の数も増す一方です。  

他方、スウェーデンがEU加盟25カ国中、5番目の禁煙国となった言うことですが、一番初めに禁煙国となった国はどこでしょう? 

なぜ一番乗りだったのでしょうか。               

他にはどの国が禁煙国になっているのでしょうか?

EUの基本方針としては”禁煙”は既成事実になっていることを指摘しておきましょう。                    

 

 *      *

それにしても、スウェーデンは特異な国ですね。ヨーロッパの他の国々では禁止されているのに、スウェーデンでは解禁となっている、この噛みタバコ。    

     

 

http://de.wikipedia.org/wiki/Schweden  スウェーデン国について概観する(ドイツ語)         http://www.sweden.se/ The official gateway to Sweden                            (08.06.2005)

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